建築構造を決める

一般的な住宅の建築構造にはツーバイフォー工法や在来軸組み工法などが挙げられると思います。

その他、ログハウスのような丸太組み工法も存在します。

家作りを手伝ってくれる家族や仲間が多い方はログハウスでセルフビルドという方法もあります。

でも少人数で出来るだけ家族で経費を節約して作りたい方にはツーバイフォー工法がおすすめです。

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自分の体力や技術、経験なども考慮に入れて建築構造を決めると良いのではないでしょうか。

ログハウス(丸太組み工法)

ログハウスのメリットは内装と外装が一緒に出来てしまうのでコストの削減ができるという点ではないでしょうか?

丸太の構造材自体が断熱材の役割を果たしているので壁の断熱材も不要です。
でも、床断熱と屋根裏断熱は必要ですね。

20坪の広さの建物を建てる場合は丸太の構造材は一本で長さが9メートルほどあります。

体力のある方は持ち上げることが出来るでしょうが普通はひとりでは無理です…

週末に仲間を大勢呼んでログハウスを作るという方もいますが、その度に手伝ってくれる仲間にビールやら食事やらを用意しなければなりません。
これが意外と出費だったりします…

そして、ログハウスの材料は一度に届くので家を建てる場所以外に材料を置くスペースも必要です。

ログハウスの工務店さんによってはログハウス体験というイベントをやっているところもあります。

これはプロのログハウスビルダーの指導の下で大工見習いさんや素人さんを集めてログハウス作りの参加体験をしてもらうというもの。

施主さんにとっては一日で屋根工事手前まで他人に組み上げてもらえるし、素人の方も実際にログハウスを体験できるので一石二鳥ですね。

まさにハーフビルドのログハウス作りです。

自分がログハウス作りの体験に行った時は、肩くらいの高さまでは素人集団が組み上げ、後の危険な作業はログハウスビルダーの見習いの方が屋根まで仕上げるというものでした。

施主さんが休憩時間におやつやジュースを差し入れてくれて和やかな雰囲気で楽しめました。
でも翌日は、体中が筋肉痛だらけになりましたが…

ログハウスのハーフビルド

日本建築(在来軸組み工法)

軸組み工法とは日本で古くから発達してきた柱を使った伝統的な工法を簡略化・発展させたもので、在来工法とも呼ばれています。

要するに土台・柱・梁・筋交いが存在している建築物で、日本では最も多く用いられている一般的な木造建築の方法です。

以前は、大工さんが鋸やノミを使って各部材の継手・仕口などの複雑なホゾ組み加工をして建てていましたが、最近ではプレカット工場から供給されるようになったので工期も格段に早くなりました。

プレカット工場で材料を加工することで工期短縮・騒音防止・ゴミ削減などのメリットもあります。

柱はしっかりしていますが、壁をどのようにするかで材料を削減することも出来ます。

工事をする人次第で仕上がりに差が出るのも特徴ですね。

在来軸組み工法のハーフビルド

ツーバイフォー工法(木造枠組壁構法)

2インチ×4インチサイズの構造用製材を使って壁(パネル)を造りその面材で躯体を支える木造建築の方法です。

軸組み工法のような柱はなく、すべて分厚いツーバイフォーの壁で支えられているので高い断熱性・気密性・防音性・耐震性・耐火性をもつことが出来るのも特徴です。
ツーバイフォーの代わりにツーバイシックス材(2インチ×6インチ)を使って更に壁の厚みを増やして強度を増すことも出来ます。

ハーフビルドの工務店さんは工期の早く、地震にも強いこのツーバイフォー工法を取り扱っているところが多いように思われます。

工場でパネル組みされた巨大な枠組(壁、屋根)をトラックで運んできてクレーン車を使って次々とパネルと組み上げれば一日で完成させることも可能です。

自分の場合は、このツーバイフォー工法でハーフビルドを頼むことに決めました。

二人の大工さんが現場で枠組みをして2週間ほどで屋根まで組み上げてもらいました。

ツーバイフォー工法のハーフビルド

鉄筋コンクリート工法

鉄筋コンクリート工法には大きく分けてラーメン構造と壁式構造の2種類があります。

ラーメン構造とは在来軸組み工法のように鉄筋コンクリートで柱と梁の骨格を造って、後から壁材を貼っていく構造です。

壁式構造は読んで字のごとく、ツーバイフォー工法のように壁面や床面の平面材で構成された構造です。

ラーメン構造の方は、壁や天井、床面が鉄筋コンクリートではないので、リフォームする際にはドアや窓の配置などを変える事ができて融通が利きますが、壁式構造の場合は位置が最初から決められているので簡単にはできません。

強度に関してはラーメン構造の方は震災レベルの地震には耐える事は出来ませんが、四方の壁、床、天井などの面で支えている壁式構造の方は倒壊しにくく堅強です。

ただ、いずれに関しても鉄筋コンクリート工法に関してはハーフビルドを請け負っている工務店さんを見かけたことがありませんので見つけるのは難しいかもしれません。

鉄筋コンクリート工法のハーフビルド

軽量鉄骨(プレハブ住宅)工法

厚さ6mm未満の鋼材が使用され、在来軸組み工法と同じようなしくみの工法です。大手ハウスメーカーの住宅は、この軽量鉄骨を採用していることも多いと聞きます。

柱や筋交いはボルト締めで工期も早く、品質も安定しています。ただ部材は工場で大量生産されていますので、オリジナル住宅のような規格外の家を建てる事はできません。

そして、軽量鉄骨工法は部材工場を持っている大手のハウスメーカーが採用している事が多いので、こちらもハーフビルドで対応してくれる工務店さんを探すのが難しいかもしれません。

軽量鉄骨(プレハブ住宅)工法のハーフビルド

ハーフビルドで家づくりを体験することにより、同時にモノづくりをする楽しみを味わう事も出来ます。

最近では格安物件や住宅ローンなどの情報がインターネットで手軽に入るようになってきました。こだわりの家づくりをするならハーフビルドが最適ではないかと思います。

ハーフビルドでの家づくりの計画に、このページがお役に立てることができれば幸いです。

なお、一度書いた記事を再度、更新する事もしばしばあります。ページで紹介している、おすすめ工具などが売り切れでリンク切れになっていることもございます。
そして、この記事を読む人によっては意見の相違もあるかと思いますが何卒ご了承願います。

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【ハーフビルド 半分自分で家を作る!】

ハーフビルドでは基礎工事から上棟までの危険を伴う工事はプロの建築業者にお任せします。

そして、比較的に技術習得が可能な内装工事を自分達で楽しみながら半分家作りをするという考えからハーフビルドと呼ばれるようになりました。

このようにハーフビルドに挑戦している方の多くは、外壁工事前の外壁材の色塗りと内装工事のみをされています。

木工をやったことが無いという方でも、自分で家を作っているうちに上達してくるので技術より根気の方が重要かもしれません。

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